マイホーム購入を検討する中で、必ず頭をよぎるのが「教育費との両立」です。我が家には4歳と2歳の息子がいます。保育園のうちはまだ負担が小さいものの、小学校・中学校・高校、そして大学と進むにつれて学費は確実に膨らんでいきます。

文部科学省の調査によると、子ども一人が大学を卒業するまでにかかる教育費は公立ルートでも1,000万円以上、私立なら2,000万円を超える場合もあるそうです。つまり、兄弟2人で最低でも2,000万円は必要。そこに住宅ローン3,000万円が加わると、合計5,000万円以上の長期負担になるわけです。
僕自身、経済学部の先生であった親の教育のおかげか、数値で考えるクセがあります。シミュレーションをしてみると、住宅ローンを35年固定で組んだ場合、月々の返済は約8万円。教育費のピークは高校・大学時代で、一人当たり年間100万円を超えることも想定されます。ここをどう乗り切るかが最大の課題です。
解決策として検討しているのは以下の3点です。
- 児童手当やボーナスの一部を教育資金に専用積立
- 学資保険ではなくジュニアNISAを活用
- 住宅ローン控除で浮いた分を教育費に回す
特にジュニアNISAは、2024年の制度改正で非課税枠が拡大され、大学入学時期に合わせて資産形成しやすい仕組みになっています。投資はリスクもありますが、長期で見れば現金で寝かせておくより効率的。住宅ローンと教育費の両立は簡単ではありませんが、制度や仕組みを上手に使うことで解決の糸口は見えてくると感じています。