マイホーム購入で最大の悩みといえば「住宅ローンの金利タイプをどうするか」ではないでしょうか。僕自身も、変動金利にするか固定金利にするかで、数週間は夫婦で議論を繰り返しました。答えを出したはずなのに、また悩んでいます。ローンが終わるまでは永遠のテーマになると思います。

変動金利は直近で上昇してきているが、0.5~0.7%台が一般的で、固定金利(全期間固定)と比べて月々の返済額は大幅に安くなります。しかし、最近の利上げのニュースを聞いていると、「将来金利が上がったらどうなるのか」という不安は常につきまといます。特に、子供が小さい今は教育費がこれから急増する時期。将来の負担が見えにくい選択はリスクに感じます。
一方、固定金利は1.3〜1.6%程度と高めですが、返済額が変わらない安心感は絶大です。ライフプランを立てやすく、心理的な安定が得られるという点では妻の希望に近い選択です。
僕は金利動向や物価上昇率に関心があります。日本は長らく低金利でしたが、今のインフレ傾向が続けば数年後に金利が上昇するのは既定路線。そのため「変動で突っ込み、将来上がり始めたら固定へ切り替える」という戦略も考えられます。
結局、我が家は現時点では「変動金利で借りて繰上げ返済を活用する」という方針でまとまりました。頭金500万円を入れて、残りを変動でスタート。余裕があるときに繰上げ返済をして残高を圧縮することで、将来の金利上昇リスクを下げる作戦です。
住宅ローンは「どれが正解か」ではなく、家族のライフプランや価値観に合うかどうかが最重要だと痛感しました。これからも状況を注視して流動的に対応したいと思っています。