共働きローン(ペアローン)のメリットと落とし穴

頭金500万円を用意しても、マイホーム購入にはまだまだ資金が足りません。我が家も住宅ローンを組むのは避けられませんが、その際に選択肢として浮上するのが「共働きローン(ペアローン)」です。

ペアローンとは、夫婦がそれぞれ住宅ローンを契約し、合算して大きな借入額を実現する方法です。メリットは大きく2つ。

  1. 借入可能額が増える → より希望に近い物件が狙える
  2. 住宅ローン減税を夫婦それぞれが受けられる

例えば3,000万円の家を買う場合、私単独では借入上限が2,500万円でも、妻とペアローンを組めば3,500万円の借入が可能になるかもしれません。さらに住宅ローン控除を夫婦で活用できれば、節税効果も倍になります。

ただし、落とし穴もあります。返済義務はそれぞれに発生するため、もし妻が仕事を辞めた場合でも私は自分の分だけでなく、妻の分の返済も支えなければなりません。共働き前提で組むローンは、ライフプランの変化に弱いのです。

また、妻は現在パート勤務で正社員復帰は考えていません。そのため、我が家の場合は実際にペアローンを組むのは難しそうです。それでも制度として知っておくことは重要。夫婦それぞれの収入状況や将来の働き方を踏まえて検討する必要があります。