新築か中古か ― 資産価値を考えた選択

マイホーム探しを始めると必ず直面するのが「新築か中古か」という問題です。僕自身も、新築のピカピカな一軒家に憧れつつ、中古住宅のコストパフォーマンスにも魅力を感じました。

私の住む北関東某県の県庁所在地では、新築一戸建ては土地込みで3,000万円前後が相場です。一方、中古なら築15〜20年の物件が2,000〜2,200万円程度で購入可能。価格差は大きく、月々の返済額にも直結します。

ただし中古にはリフォーム費用が加わる点を忘れてはいけません。キッチンやお風呂などの水回りは築20年で交換が必要になることが多く、フルリフォームすると数百万円単位で費用がかかります。

資産価値の観点でいえば、実は新築の方が下落スピードは速いというデータがあります。新築住宅は購入直後から価値が下がり、10年後には2〜3割減が一般的。一方で中古住宅はすでに価格が下がっている分、購入後の下落は緩やかです。

我が家では、子供の成長や通学区を考えて「新築一戸建て」を選びました。理由は、耐震基準が最新で安心できること、将来10年以上住むつもりなので最初から自分たちの理想の間取りを実現したかったことです。

資産価値を考えるなら中古、快適さを重視するなら新築。どちらを選んでも「なぜその選択をしたのか」を納得できることが一番大切だと感じます。